エレディンの乙女と青龍の守護者
「カティナ、しばらくの間だけ
その姿でいてはどうだろうか?」

カティナは返答に詰まった。
小さくなった自身を見つめる。

「どう、、といわれましても、、

これではなんのおやくめも、、」

「そうかもしれん。

だが、実はさきほど、最高位の神官を呼び戻そうと
カミユを遣っていたのだが、
しばらく時間がかかりそうなのだ。

儀式に則るためには、我が国一位の神官の執行、
つまり彼の存在が必要なのだが、
しばらく前に公務で出たまま戻っていない。
公務の方は終わっているようなのだが。

おそらく、
その者の帰還が遅れているのには、
赤獅子の守護者が絡んでいると私は睨んでいる。」
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