エレディンの乙女と青龍の守護者
「赤獅子の守護者、、」
カティナは驚きを隠せない。
「黄金の鷹の守護者といい、動きが早いですね。」

「ああ。あの夜、乙女が降りてきた夜のあの風を、
感じたのは私だけではなかったのだ。
他の二人も感じていたのだろう。」
「ウェルロイド様が走り出された!昨夜の!」
カミユが納得したように頷く。
「そうだ。だから黄金の鷹のシュナインは、黄金宮に神官を送っていたのだ。乙女を確認させるために。」
「そう考えられますね。」
カミユは大きく頷く。
「赤獅子の、ライアスのほうも同じだろう。
既に乙女を狙って動いている。」

「あかじしの、、ライアス、、
どなたもめがみさまのしゅくふくをのぞんでらっしゃるんですものね。」
感じ入るようにカティナの目が潤む。
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