極上ショコラ〜恋愛小説家の密やかな盲愛〜【コミカライズ配信中】
「平気な顔してあんな女に俺を預けたり、目を離した隙に元カレと会ってたり……」
「会ったのはたまたまですよ! 和也がここで働いているなんて──」
「呼ぶな」
低い声音と鋭い眼差しに、思わず唇を閉ざす。
「他の男の名前を呼ぶな」
篠原はそんな私の唇を再び奪って、ドレスの裾から手を入れた。
「……っ!」
突然の動きに驚き、太股をゆっくりと這い上がる大きな手に体がビクリと跳ねたけれど……。噛みつくように塞がれたままの唇から漏れるのは、熱を孕んで乱れる吐息だけ。
もちろん、抵抗の言葉なんて出ない。
「せん、せっ……」
ようやく隙間のできた唇に名前を乗せれば、彼の顔がさらに不機嫌になって──。
「龍司だ、って言ってるだろ。いい加減に学習しろ」
まるで叱るように、ショーツ越しに指を這わされた。
「ひぁっ……!」
「随分と敏感な体になったもんだな」
誰のせいだと言ってやりたいけれど、漏れるのは嬌声ばかり。
絶妙な力加減でショーツの上を往復する指が、強いくらいの快感を与えてくる。
強引で激しい愛撫に、体は悲鳴を上げるのに……。その一方で、確実にこの甘く淫らな感覚に溺れ始めている、ふしだらな私がいる。
「会ったのはたまたまですよ! 和也がここで働いているなんて──」
「呼ぶな」
低い声音と鋭い眼差しに、思わず唇を閉ざす。
「他の男の名前を呼ぶな」
篠原はそんな私の唇を再び奪って、ドレスの裾から手を入れた。
「……っ!」
突然の動きに驚き、太股をゆっくりと這い上がる大きな手に体がビクリと跳ねたけれど……。噛みつくように塞がれたままの唇から漏れるのは、熱を孕んで乱れる吐息だけ。
もちろん、抵抗の言葉なんて出ない。
「せん、せっ……」
ようやく隙間のできた唇に名前を乗せれば、彼の顔がさらに不機嫌になって──。
「龍司だ、って言ってるだろ。いい加減に学習しろ」
まるで叱るように、ショーツ越しに指を這わされた。
「ひぁっ……!」
「随分と敏感な体になったもんだな」
誰のせいだと言ってやりたいけれど、漏れるのは嬌声ばかり。
絶妙な力加減でショーツの上を往復する指が、強いくらいの快感を与えてくる。
強引で激しい愛撫に、体は悲鳴を上げるのに……。その一方で、確実にこの甘く淫らな感覚に溺れ始めている、ふしだらな私がいる。