旦那様は溺愛至上主義~一途な御曹司に愛でられてます~
項垂れていると、叔母さんがリビングに入ってきた。
「また体調悪いの?」
「ううん。だらだらしてごめん。仕事手伝うね」
「急ぎの仕事は片付いたし、今日はゆっくりしましょう」
叔母さんは「どっこらしょ」と隣に腰を下ろす。
「成暁さんとはうまくやれてる?」
「そうだねぇ……」
私は曖昧な返事をする。
「そろそろ結納のこととか決めていかないといけないでしょう?」
結納か。近年ではやらない人たちも多いと聞くけど、相手は宝来陶苑の御曹司。そういうわけにもいかない。
「成暁さんって、私以外にお見合いしなかったのかな」
何気ない疑問を呟くと、叔母さんは「あらっ」と目を丸くする。