一期一会
私の願いは少しだけ届いた。
席は窓側から二列目で前から三番目。
楠木さんは廊下側でかなり遠い席。
これにはガッツポーズ。
成実ちゃんは廊下側の席。
残念ながら遠くなってしまった。
紘子ちゃんは成実ちゃんの近くかぁ。遠いなぁ。
中原君は窓際の二つ斜め後ろ。
少しだけ近くなった。
そして、
「何でアンタが前なのよ……」
「俺もイヤだ」
何故かアツヒロ君が私の前の席。
「そんなこと言ってるとノートもう貸さないからね」
「すいませんでした」
「次も赤点取る気満々ですか。ちょっとは勉強しなさいよ……」
でも黒板は見やすくなりそう。
だっていつも寝てるから。
すると一限目から予想通り眠りこけるアツヒロ君。
コイツ、何しに学校来てんの?
もうノート貸してなんかやらないんだからねっ!
あ。
放課は私が成実ちゃん達の席に行かないとな。
アツヒロ君がいるから成実ちゃん絶対こっちには来てくれないだろうし……。
本当、最悪な席だなぁ……。
今度くじを引くときはアツヒロ君の近くにならないように願いながら引かなくちゃ。
席は窓側から二列目で前から三番目。
楠木さんは廊下側でかなり遠い席。
これにはガッツポーズ。
成実ちゃんは廊下側の席。
残念ながら遠くなってしまった。
紘子ちゃんは成実ちゃんの近くかぁ。遠いなぁ。
中原君は窓際の二つ斜め後ろ。
少しだけ近くなった。
そして、
「何でアンタが前なのよ……」
「俺もイヤだ」
何故かアツヒロ君が私の前の席。
「そんなこと言ってるとノートもう貸さないからね」
「すいませんでした」
「次も赤点取る気満々ですか。ちょっとは勉強しなさいよ……」
でも黒板は見やすくなりそう。
だっていつも寝てるから。
すると一限目から予想通り眠りこけるアツヒロ君。
コイツ、何しに学校来てんの?
もうノート貸してなんかやらないんだからねっ!
あ。
放課は私が成実ちゃん達の席に行かないとな。
アツヒロ君がいるから成実ちゃん絶対こっちには来てくれないだろうし……。
本当、最悪な席だなぁ……。
今度くじを引くときはアツヒロ君の近くにならないように願いながら引かなくちゃ。