ようこそ、恋愛指南部へ!


あ、この人もしかして……
セトくんが言ってた幼馴染の人かな?

かと言って話しかけるきっかけも特にないし……

言い争いをしていた璃華と呼ばれた女の子が急にこっちを見る。


「うわ、イケメンと美人がいる!みゆの友達!?」

「おま、その呼び方やめろって…!部活の同期と先輩だよ!」

「初めまして、恋愛指南部元部長の椎名一護です」

で、出た、自分のことを知らない相手に対してすぐ自己紹介したがる癖!

黙ってればそれなりにカッコいいはずなのにな、この人。


「あ、えーと、深水志乃です」

「志乃……!?」

突然私の両肩を掴んで前後に揺らす彼女。


「嘘でしょ!?あなた、『のんちゃん』なの!?」

のんちゃん……?

と、とりあえず肩を揺らすのやめてもらっていいですか……

「お、おい、深水死にそうだから離してやれよ」

「はっ、ごめんなさいのんちゃん」

のんちゃんって、私が幼稚園の頃に呼ばれてたあだ名なんだけど……


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