ようこそ、恋愛指南部へ!


それをどうしてこの子が知っているの?

「あたしのこと覚えてない…?坂巻(さかまき)璃華って言うんだけど」

そう言われればどこかで聞いたことあるような気もしないでもないけど……

璃華さんは自分の財布から、とある紙を1枚取り出した。


「じゃあ、これに見覚えは?」

見せられたのは、1枚の写真だった。

そこには、3人の少女が笑っている1枚だった。

真ん中に写ってるの多分、私だ……


「も、もしかして……りっちゃん!?」

「良かった!のんちゃんが思い出してくれて!」

右に写ってる髪の長い女の子がりっちゃんで、左側の天然パーマの女の子がみゆちゃんだったと思う。


「小学校に上がるときにのんちゃんとは離れちゃったでしょ?それからずっと会いたいなって思ってて、でも連絡先知らなくて……」

「私も久しぶりにりっちゃんとみゆちゃんと遊びたいな」

「うんうん、絶対行こ!ただ、みゆは来るか分からないけどね」

りっちゃんがニヤニヤしながら何故かセトくんを見る。

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