極上御曹司の愛妻に永久指名されました
シャンパンって……ストレス発散にいいかも。
コース料理が運ばれてきて口に運ぶが、姉と一緒だと全然味を感じない。
それに、姉が恭一のことを根掘り葉掘り聞いてきて頭痛がしてきた。
適当に聞き流してシャンパンを何度も飲んでいると、段々顔が熱くなってきた。
姉の声も小さく聞こえる。
あれ……?
ひょっとして私酔った?
シャンパン……どんだけ飲んだっ……け。
なんだか……眠く……なって……き……た。
気づいたら、私はベッドで寝ていた。



「お膳立てはしてあげたんだから、しっかりやりなさいよ」
「ああ。わかってる」
姉と黒沢さんの声が聞こえてきて目が覚めた。
お膳立てって何?
そんなことを思ったが、ふたりの会話が続いてそちらに意識が向いた。
< 209 / 267 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop