極上御曹司の愛妻に永久指名されました
「あ~、やっと落ち着いた感じ」
小春がホッとした顔で椅子の背にもたれ掛かる。
「謝恩会終わるまで、ここにいようか?」
一体なにをしに来たのかわからないが、ずっと会場にいるのは疲れる。
私の提案に小春は同意した。
「そうだね。あっ、そういえば、恭一くんから聞いたよ。紫んとこのお店に尊くんとふたりで行ったって」
「うん、律儀にも来てくれたよ。ふたりが来店したら、お店がサロンに変貌したね。なんか優雅な感じだったよ」
「ふふ。想像つくな。でも、その時、変なお客さんもいたんでしょう?大丈夫なの?」
……それ、黒沢さんのことだ。
風間、そんなことまで小春に話したのか。
「お姉ちゃんの元彼なの。最近、お姉ちゃんいないのに毎日のようにうちの店に来てさあ。食事とかに誘うから、ちょっと苦手なんだ。まあ、親もいるし、平気」
小春に初めて打ち明けると、彼女は顔をしかめた。
小春がホッとした顔で椅子の背にもたれ掛かる。
「謝恩会終わるまで、ここにいようか?」
一体なにをしに来たのかわからないが、ずっと会場にいるのは疲れる。
私の提案に小春は同意した。
「そうだね。あっ、そういえば、恭一くんから聞いたよ。紫んとこのお店に尊くんとふたりで行ったって」
「うん、律儀にも来てくれたよ。ふたりが来店したら、お店がサロンに変貌したね。なんか優雅な感じだったよ」
「ふふ。想像つくな。でも、その時、変なお客さんもいたんでしょう?大丈夫なの?」
……それ、黒沢さんのことだ。
風間、そんなことまで小春に話したのか。
「お姉ちゃんの元彼なの。最近、お姉ちゃんいないのに毎日のようにうちの店に来てさあ。食事とかに誘うから、ちょっと苦手なんだ。まあ、親もいるし、平気」
小春に初めて打ち明けると、彼女は顔をしかめた。