この声が聞こえるまで
少しトーンの低い透き通った声。

「俺をお前の傍にいさせてくれ。」

「やだ…。」

久しぶりのちゃんとした会話なのにどうしてこうも会話が成り立たないのか。

暁の、"傍にいさせてくれ"とはずっと召喚した状態にして欲しいという事だろう。

召喚した状態が、彼にメリットがあるかと言われれば逆だ。

デメリットしかない。

召喚=主人の盾という認識の方がこの世界では正しい。

召喚されている以上必ず、使い魔は主人を守らなければならない為自らそんな事をいう者は少ない。

そして私みたいに例外も中にはいる。

召喚はしたものの"戦うな"と言う命令を下せば使い魔は戦うことができない。
< 28 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop