この声が聞こえるまで
「話しとはなんですか?」

こんな風に暁が感情を表に出すのは珍しい。

それもこれも全部私のせいだろう。

「んな、怖い顔すんなよ。」

「そうですよ。とりあえずお互いの事も分からないですし自己紹介しませんか?」

私達の事を知らない?それは嘘だ。

そもそも彼らがここに来た本当の目的はなんだ?

集中しろ、少しも隙を与えるな。

「はぁ、信用してもらえねぇみたいだし俺達から自己紹介するか。」

「そうですね、それがいいでしょう。私の名前は遊馬 仁(あすま じん)六道の中の人間道を担う立場です。」

"六道"確か何かの書物で読んだことがある。

六道とは、確か生前の行ないによって死後に行く場所が変わる六つの世界の事では無かっただろうか。
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