怨返し─赦されない私の罪─
「さぁどうかしら?さて...私はここで失礼するわ。この後は普通に用事があるの。また明日、今の時間くらいにきてもいいかしら?」
「あっ、うん。後、静華の話を聞いてもらいたい人がいるんだけど、いいかな?」
「私は構わないわ。あ、寝る前に塩水でも飲んどけば多少良くなるわよ?後、盛り塩をダメよ。逆にこの部屋に霊を閉じ込めるだけだから。それじゃあ失礼するわ。」
そう言い残すと静華は部屋を後にした。
静華と出会ってまだ数十分。だが、依奈にはとても充実し、どうしていいか分からないクネクネした道を一本道にする事ができ、その道を大きく一歩踏み出した実感がそこにはあった。