怨返し─赦されない私の罪─
維真は当然頭から入り込み、川の水を多く飲んでしまった。
「がっ!がっは!...はぁはぁ....」
「てめぇ調子つきすぎだぞコラぁ!!なんなら今てめぇを溺れ死にして殺してやろうかオラァ!!」
清都は上着を脱ぎ捨て、大きくジャンプすると維真の顔面目掛けて飛び殴りをした。
水しぶきを起こしながら、清都は何度も何度も憎き維真の顔に殴りつけた。
「オラァ!オラァ!死ねよデブが!!」
何度も何度も殴っていると、水の中というのもあり清都の手は止まって言った。それを維真は見逃さず、大きく肥大化した手で清都を押した。
水のせいもあり、距離はさほど離れてはいないが、清都は後ろから川の中へ入った。
「ぶっ!ぶはっ!てめぇぇぇぇぇ!!デブ助ええええええ!!!」
「はははっ!いつまでもやられっぱなしだと思うなよ!!もうあんたらの後ろ盾は怖くない!!なぜなら、お前らは章太に殺されるんだからなぁ!!」
「てめぇまだ言うか...!痛っ!!」
すると急に後頭部の痛みが走った。針に刺されたかのような鋭い痛み。手で確認し、血は出ていなかったものの、清都は怒りに染まっていく。
維真もそんな痛みを感じ取ったのか、清都の方ではなく後ろをキョロキョロ見ていた。