怨返し─赦されない私の罪─


「そうだよね。度々遊びに来てくれたけど変わってってるのがわかったよ。」


依奈はペットボトルにキャップをしめて、章太の話に集中した。


「どんなとこ?まさか、背が伸びたとかそんな事じゃないよね?」


「そんなんじゃないよ。ちぃちゃんは昔と違って今はとっても女の子って感じがする。」


「え?そう?」


「うん。髪は長くなったのは勿論だけど、なんだろう...清潔感?とかあと仕草とか....あとは言葉遣いとか、肌とかツヤツヤで」


「や、やめてよ!もういいって!大丈夫大丈夫!!もう十分です!はい!」


依奈は恥ずかしさが限界に達して、さっき閉めたばっかのキャップを開けて、炭酸ジュースを飲んだ。


しょ、章ちゃんって本当にこういうのズバッと言うもんな〜。恥ずかしいって...


ペットボトルを陰にして、少しニヤつく顔を隠す。あまりにも不自然な飲み方に章太は不思議そうな顔をしながらも話を続けた。


「でも、やっぱり一番変わった所は...」


まだ言うか!


依奈はニヤつく顔を全力で抑えるように、顔に力を入れた。
だが、それに対して章太は悲しそうな目でニコッと笑った。


「僕の為に手を出さなくなったこと。」


ニヤついていた顔がすぐに戻り、依奈はペットボトルを床へ置いた。
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