perverse
彼の手が私の身体を弄る
抵抗しない私
唇が首筋を伝い鎖骨に向かう

ブラウスのボタンが、1個1個外され下着姿の胸が現れる

下着を剥ぎ取ると私を押し倒しす

うっすら目を開ける

じぃーっと私の上半身を舐めるように見る宙さん

視線が合う

恥ずかしくなって目をそらし横を向く

「恥かしい」

呟く私を見て宙さんはニヤって笑い

「キレイだよ」
宙さんが呟く

時間は午後4時頃、外はまだ明るい

裸を見られるのに、太陽の日差しが沢山差しているこの部屋は拷問だ

宙さんはそんな私の気持ちを知ることもなく、私の身体を貪っている

激しく
時には優しく

欲望のまま私の身体を愛撫している

下半身に手が行こうとする

『あっ、生理』

と思った瞬間、彼の腕を握り行為を止めた

「あっ、ごめん」

宙さんが手を止める

今までの、私求めていた欲求のメーターが100から0になったかのように普通に戻っている

さあ、どうしよう

と思っていたら

「次は本気で俺のモノにするからね」
って少し嬉しそうに言った

残念って思っている私がいる

コクンと頷いて、私から唇を重ねる

唇が離れた時

「ホント煽るんだから」

宙さんは、はにかむように笑い私を強く抱きしめた
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