perverse
この前も、宙さん同じような事を言っていたよね
どうしたんだろう?

車は宙さんのマンションに着き、部屋に戻ると宙さんは書斎に篭りいろんな所に電話を始めた
たぶん翔夫婦のことだろう
この調子だと、宙さんの言うとおり二人の時間が削られそうだ
でも実の弟の事だし仕方ないか

時間を持て余した私はゆっくりお風呂でも入ろうと準備をする
リビングでお湯が入るのを待っていると、宙さんが戻って来る
「どうでした?」
『アイツの父親に連絡した。来週会う予定だ』
疲れたのかソファーに横になりだした

「宙さん、先にお風呂入ります?」
『今から翔が来る。だから後にしておくよ」
「飲まれます?つまみか何か用意しましょうか?」
『いいよ。明日、アイツの父親に会う為の打ち合わせだから。たぶん遅くなる。一緒に話を聞く?』
「聞きません。私が加わると、真寛さんを逆上するかもしれないでしょ?」
『そうだろうな』
「私は先にお風呂に入りますね」

今日もお気に入りの入浴剤を入れて、いつもより長めに入浴
お風呂から出てパジャマ姿でリビングに行くと、翔がソファーに座っていた
「こんばんは」
今日、会ったばかりなのに、こんな挨拶でいいのかなと思いながらの社交辞令
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