perverse
私と視線が合い
『ごめん。我慢できなかった』
「宙好き」
『翔よりも?』
翔、一体宙さんに何を言ったの?
宙さんが不安そうに見えるのは私だけだろうか?
「分かっているくせに」
宙さんの頬が一瞬膨らんだように
拗ねた?とも思える表情
いつもはそんな事をしない
『言葉で言ってくれないと伝わらない事もあるんだよ』
宙さんは私を見下ろしながら、そんな事を呟く
やっぱりらしくない
「じゃあ、今から私の全てを宙さんに魅了させて」
私は宙さんの意に反して煽る
彼の熱いものが私の中に入っているので、もっと、もっと激しく…彼と交わりたかった
そして感じたい

翔の事で、少し不安になっている?宙さんを見ていると脱却するために激しく、私が壊れるぐらい抱いて欲しいと思っている私がいる
宙さんは、いつもより激しく私を攻める
舌で
指で
彼の熱いもので
私の全ての感覚で彼を感じる
頭がボッーとしている
気持ちが良くて、彼に溺れる
「私は宙のものだよね」
興奮しながら口にする言葉は宙さんに届き、それに応えるかのように激しく私を求める
彼は果てる前に『美波は絶対渡さない……』
って小さい声で囁いた
翔と私の事で、何かやり取りがあったの?って思ってしまう
例え聞いても彼は話してくれないだろうし、やり取りも何となく想像はできる
宙さんの私への思いは本物だと思っているし、今は信じたい
その後、私達は果ててしまい、眠りにつき翌朝まで起きる事はなかった
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