perverse
真寛さんを見ていると翔に捨てられた時の、あの惨めで激ヤセした辛い日々を思い出す
あの時は真寛さんが側にいたことなんて気づかず、すぐ戻って来てくれると信じていた日々
実際4年経った今、翔は私に対して復縁を望んで来たので、あの時の気持ちは間違っていないというのはわかったけど
真寛さんじゃないけど全て彼女のせいにしたくなる
何度も私のせいにした仕返し
もうこの人とは関わりたくない
私の人生に真寛さんの影はいらない
宙さんと結婚したら、例え翔と離婚してもイチャモンつけてきそう
玄関で待ち伏せしそう
お得意のストーカーのような行動で
今、彼女の前で釘を刺しておきたい
私の心からの叫び?
牽制の言葉を聞いた真寛さんは
「ひどーい!私がアナタを恨む事があっても、私がアナタに恨まれる筋合いはない。私はアナタに翔の前から消えろって言ったの、わかる?」
「私が例え翔の前から消えたって彼の中の私が消える事はない。この4年間消えなかったし、真寛さんも消す事ができなかった」
「わかっているなら言う事を聞きなさい。アナタが翔の前から消えるだけで上手くいくはずだから」
「もし私が消えたとしてリが戻る?」
「アナタが宙くんとの結婚を止めて、翔の前から消えたら今まで通りの生活に戻るわ。ありえないでしょ?元カノが実の兄と結婚するなんて。翔はそれに動揺しているだけよー」
「えっ」
思わず、固まる
もしかして真寛さんが言う翔の前から消えるという意味は、宙さんとの結婚を取りやめろって事
この人、何言ってるの?
最悪
そりゃ、翔も逃げるよね
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