perverse
私が出ようとしたら宙さんが『俺が出る』と言い玄関に向かう
一体、誰だろう?
リビングに入ってきたのは翔
インターフォンの音から時間が少し経っているという事は宙さんと何かを話したのだろう
翔が現れた真寛さんの表情を見てみたい
チラリと彼女の方を見ると顔が引きつっています
あの真寛さんはどこに行ったのでしょうか?
翔は食卓の真寛さんの隣の席に
翔と目線が合うので軽く会釈
「何でここにいるんだ?」
翔が冷たい口調で言う
都合が悪いのか真寛さんお得意のだんまりが始まる
「俺とお前の離婚の件に美波は関係ない」
「じゃあ翔は家に戻って来てくれるー?」
「戻るわけないだろ」
「やっぱり、翔は元カノのこの人がいるから」
そう言いながら泣き出す
「真寛、何か勘違いしていないか?」
「ヒック、勘違い?」
泣いていたせいか、しゃっくりをしながら真寛さんは答える
「俺と美波はお前と結婚する前は付き合ったいた。お前が俺の前に現れなかったら確実に添い遂げていた。俺にとってはそういう存在。それを知っていて俺に近づいてきたんだよな?」
真寛さんは答えず翔を睨む
「俺を睨むってことはそうだと認識するよ」
翔は強引に断言するけど彼女は言い返さない
ある意味上手く彼女を操っている
「俺の気持ちはあの時から、1ミリも動いていない」
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