perverse
翔は真顔で真寛さんにそう言うと一瞬、彼女の顔がピクリと動き、顔が強ばっている
「俺はお前の策に負けて結婚させられた。後悔もある。そんな普通とは思えない事するお前を恨んでいる。お前と結婚してから地獄だった。好きでもない女と生活するのは忍耐が必要。でも結婚した以上俺にも責任がある。お前の夫として責任を果たした。違うか?」
真寛さんは何も言わず、コクリと頷く
「心はお前のところには全くない。お前は今それで怒っている。でも身体はお前に捧げたからそれで良かったんじゃないのか?」
翔は結構キツイ事を言っているけど、翔の心はあっても身体を失ってしまった私
四年前その日は突然来て心は見えないから私は苦しむしかなく絶望の闇に陥ってしまった
あの時、あんな状況で【私の事を思っていた】って言われても、私に通じる事は全くない
例え心があっても言葉や肌が重なっていないと思いは通じない
4年前の私達は、心が通じるほど関係が深まってはなかたって事を改めて実感した
そう思えば、心がなくても身体があるほうが良いに決まっている
真寛さんは悔しそうに握りしめている手が震えていた
彼女の顔を見ると目には涙が溢れているし顔も真っ赤
怒りが満ち溢れて興奮していて、今にも爆発しそう
そんな空気が彼女の周りを漂っている
その姿を見て、この人は感情のままに生きている人と思った
真寛さんは翔の方睨み、翔を叩こうとしたのか手を上げた瞬間、翔はその行動を見抜いたのか彼女の腕を掴む
「いつも思い通りにならない事があるといつも俺にも望愛にも手を挙げるけどさ、お前の感情をぶつけられて痛みを感じる辛さをお前はわかるか?」
「ーーーーー」
「お前のやっている事は子欲しいものが手に入らないと感情的に泣き叫ぶ子供と一緒」
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