perverse
『美波、申し訳ないが今から近くの病院に行くぞ』
「今から?」
『念のため検査をしてもらった方が良い』
「兄ちゃんの病院がじゃなくて良いの?」
『警察に出す診断書だ。うちの病院で出して、偽造されているとか言われたら身も蓋も無いだろう』
宙さんの車で近くの救急病院に行く
なぜか、翔もついて来ている
私を心配しているからだという事はわかるけど、妻の立場である真寛さんがこの状況をみたら確実に怒りを彷彿させるだろう
私を心配する翔の姿
加害者は真寛さんで、被害者の私を普通に見ても妻の犯した事の謝罪の為の付き添いにも見えるだろうけど、この行為を知ったらきっと彼女の逆鱗に触れる
想像するだけでゾッとするし、冷や汗が出てくる
実に私は真寛さんに対して嫌悪感を持っている
病院は時間外であったので、中年の外科の先生にすぐに診てもらえることができた
MRIを撮ってもらったけど、頭部に異常は見られない
取りあえず安心とは言えなかった
両頬をぶたれた箇所が赤く腫れているし、襲われた時に打撲していたらしく、身体中のいたるところに内出血があった
「本当に女性にやられたんですか?」
医師が驚いている
男性にやられたぐらいの酷さがあるのだとか
翔がスマホを出し真寛さんの写真を出し、見せたら納得されてしまった
巨漢だから
骨折もなく取りあえずホッとする私
診断書をもらい帰途につく
何とか明日から仕事に行けるかなと思うけど、全身が痛すぎて歩行するのも困難
歩くのに肩を貸してくれる宙さん
荷物を持ってくれる翔
「今から?」
『念のため検査をしてもらった方が良い』
「兄ちゃんの病院がじゃなくて良いの?」
『警察に出す診断書だ。うちの病院で出して、偽造されているとか言われたら身も蓋も無いだろう』
宙さんの車で近くの救急病院に行く
なぜか、翔もついて来ている
私を心配しているからだという事はわかるけど、妻の立場である真寛さんがこの状況をみたら確実に怒りを彷彿させるだろう
私を心配する翔の姿
加害者は真寛さんで、被害者の私を普通に見ても妻の犯した事の謝罪の為の付き添いにも見えるだろうけど、この行為を知ったらきっと彼女の逆鱗に触れる
想像するだけでゾッとするし、冷や汗が出てくる
実に私は真寛さんに対して嫌悪感を持っている
病院は時間外であったので、中年の外科の先生にすぐに診てもらえることができた
MRIを撮ってもらったけど、頭部に異常は見られない
取りあえず安心とは言えなかった
両頬をぶたれた箇所が赤く腫れているし、襲われた時に打撲していたらしく、身体中のいたるところに内出血があった
「本当に女性にやられたんですか?」
医師が驚いている
男性にやられたぐらいの酷さがあるのだとか
翔がスマホを出し真寛さんの写真を出し、見せたら納得されてしまった
巨漢だから
骨折もなく取りあえずホッとする私
診断書をもらい帰途につく
何とか明日から仕事に行けるかなと思うけど、全身が痛すぎて歩行するのも困難
歩くのに肩を貸してくれる宙さん
荷物を持ってくれる翔