perverse
実は私達の決定打は、私の逆プロポーズだった
『翔とヨリを戻していいよ』と宙さんに言われた時
即答で宙さんを選んだ
でも宙さんは私のその答えだけでは納得いかなかったようで、不安な表情をしていた
宙さんは職業とか年収など彼の持っているアイテムで女性から判断されることがほとんどで、私の事はそう思っていなかったけど、
示談内容に翔の離婚の提示した私を見て、私も宙さんと付き合ったのはアイテム目的だったのではないか?と疑ったらしい
言われた直後の私は自分の事ばかり考えていた自分に後悔したと同時に、私の中で大きくなっていた彼の存在に気づいた
もう失敗はしない
例え幻滅されても、振られても良い
今の素直な気持ちを宙さんに伝えた
「私は宙さんの事を愛しています。今、宙さんに捨てられたら私は一生後悔して引きずります。私はずっと、死ぬまで宙さんの隣でいたい。どうか私と結婚してください」
言葉を口にした後、ギュッと目を閉じ下を向いた
この言葉はあらかじめ用意したものではなく、思いついた事を口にしただけ
プロポーズとしては陳腐な言葉
宙さんの心に届くなんて思えなかったけど、私はこの状況を導いた自分を悔いてはいるものの、体当たりするしか方法を持ち合わせてなかった
無言の宙さん
二人の間で沈黙が続き、静かな時間だけが過ぎる
私の体中の血液は緊張のあまり、大きな音を身体中に響かせていた
きっと宙さんは自分勝手なこんな私に怒っている?
わずかな時間なのに、とても長く感じられる
すごく不安で祈りたくなる心境
しばらくしてクスッて笑う宙さんの息遣いが耳に入り
直後、フワッと私の身体が彼のゴツゴツした身体に包まれた
「やっと言ってくれた」
頭の上から降ってくる声
私が見上げると目が涙で潤んでいる宙さんのはにかんだ笑顔が見えた
愛おしい
私の中で芽生えた感情
もう絶対、何があっても手放したくない
手放さないと強く思えるぐらい、かけがえのないもの
その時気づいた
それから私と宙さんの本当の恋愛が始まった
再会してからの4ケ月は、今から思えばただの序章でしかなかった
内容は濃すぎだったけど
『翔とヨリを戻していいよ』と宙さんに言われた時
即答で宙さんを選んだ
でも宙さんは私のその答えだけでは納得いかなかったようで、不安な表情をしていた
宙さんは職業とか年収など彼の持っているアイテムで女性から判断されることがほとんどで、私の事はそう思っていなかったけど、
示談内容に翔の離婚の提示した私を見て、私も宙さんと付き合ったのはアイテム目的だったのではないか?と疑ったらしい
言われた直後の私は自分の事ばかり考えていた自分に後悔したと同時に、私の中で大きくなっていた彼の存在に気づいた
もう失敗はしない
例え幻滅されても、振られても良い
今の素直な気持ちを宙さんに伝えた
「私は宙さんの事を愛しています。今、宙さんに捨てられたら私は一生後悔して引きずります。私はずっと、死ぬまで宙さんの隣でいたい。どうか私と結婚してください」
言葉を口にした後、ギュッと目を閉じ下を向いた
この言葉はあらかじめ用意したものではなく、思いついた事を口にしただけ
プロポーズとしては陳腐な言葉
宙さんの心に届くなんて思えなかったけど、私はこの状況を導いた自分を悔いてはいるものの、体当たりするしか方法を持ち合わせてなかった
無言の宙さん
二人の間で沈黙が続き、静かな時間だけが過ぎる
私の体中の血液は緊張のあまり、大きな音を身体中に響かせていた
きっと宙さんは自分勝手なこんな私に怒っている?
わずかな時間なのに、とても長く感じられる
すごく不安で祈りたくなる心境
しばらくしてクスッて笑う宙さんの息遣いが耳に入り
直後、フワッと私の身体が彼のゴツゴツした身体に包まれた
「やっと言ってくれた」
頭の上から降ってくる声
私が見上げると目が涙で潤んでいる宙さんのはにかんだ笑顔が見えた
愛おしい
私の中で芽生えた感情
もう絶対、何があっても手放したくない
手放さないと強く思えるぐらい、かけがえのないもの
その時気づいた
それから私と宙さんの本当の恋愛が始まった
再会してからの4ケ月は、今から思えばただの序章でしかなかった
内容は濃すぎだったけど