perverse
それから30分ぐらい経っただろうか。目的地に着いたみたいだ。

着いた場所は・・・・夜景スポットで有名な港町の

シティホテル

何も聞いていないですけど・・・・

ホテルの駐車場に着いて唖然としている私に

「泊りじゃないから。ちゃんと今日中に家に送るよ」

って笑顔で言う。

「仕事柄、どこで患者さんに会うかわからないしね。部屋でご飯が食べれて、ゆっくり話ができる。 時間制限がないからホテルにしただけだから。深い意味はないよ」

なんて言う宙さん、その言葉信じていいんですか?

・・・つっこみたいけど、言葉の出ない私がいる



チェックインをし、エレベーターに乗る

二人っきり

宙さんは思いだしたかのように私の左手を掴み、指を絡める

心臓がドキドキしている

私が驚いて宙さんの顔をを見上げるとフフ・・・と微笑んでいる顔が、私の顔を見下ろしている

視線が合い見つめあうけど、あっという間に部屋がある階に止まる

「何もしないから安心して」

宙さんが耳元で囁く









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