perverse
土曜日 朝10時
宙さんが迎えにくる
今週は朝の通勤電車で2回会えた
満員電車で同じ駅から乗るわけでもないのでなかなか近づくこともできないし、時間も短い
でも同じ空間にいるだけでも幸せに感じる
宙さんから着信
「今、マンション前についた」
慌てて出かける
「早い時間にゴメンネ。昼食終わったら二人でゆっくりしよう」
すごく嬉しそう
絶対何か企んでいる
そんな笑顔だった
私の家から車で約10分、実家に到着
前に来てから4年以上経つけど、何も変わっていない
緊張する
そんな私に気づいたのか、宙さんは私の頭をポンポンと叩く
「大丈夫?」
「大丈夫じゃない」
不機嫌が顔に出てる
どう考えたって普通の状態じゃない
この壁を乗り越えなければ、明るい未来は来ない
自分に言い聞かせながら、玄関に向かう
玄関の戸を開けるとお父さんとお母さんが笑顔でのお出迎え
「お邪魔します」
営業スマイルで挨拶
脱いだ靴を揃え、リビングに行く
4年前とあまり変わらないと思っていたけど、
座ったソファーは布から革張りに変わっていた
「美波ちゃんは紅茶だったわね」
お母さんが4年前と変わらない対応をしてくれる
「はい」
手伝おうと、立ち上がろうとした時、宙さんが止めた
宙さんが迎えにくる
今週は朝の通勤電車で2回会えた
満員電車で同じ駅から乗るわけでもないのでなかなか近づくこともできないし、時間も短い
でも同じ空間にいるだけでも幸せに感じる
宙さんから着信
「今、マンション前についた」
慌てて出かける
「早い時間にゴメンネ。昼食終わったら二人でゆっくりしよう」
すごく嬉しそう
絶対何か企んでいる
そんな笑顔だった
私の家から車で約10分、実家に到着
前に来てから4年以上経つけど、何も変わっていない
緊張する
そんな私に気づいたのか、宙さんは私の頭をポンポンと叩く
「大丈夫?」
「大丈夫じゃない」
不機嫌が顔に出てる
どう考えたって普通の状態じゃない
この壁を乗り越えなければ、明るい未来は来ない
自分に言い聞かせながら、玄関に向かう
玄関の戸を開けるとお父さんとお母さんが笑顔でのお出迎え
「お邪魔します」
営業スマイルで挨拶
脱いだ靴を揃え、リビングに行く
4年前とあまり変わらないと思っていたけど、
座ったソファーは布から革張りに変わっていた
「美波ちゃんは紅茶だったわね」
お母さんが4年前と変わらない対応をしてくれる
「はい」
手伝おうと、立ち上がろうとした時、宙さんが止めた