breath
玄関の方からドアが開く音が。足音が聞こえる
「明日美」
と樹さんの声
「樹、お前は何をしていたんだ。明日美が過呼吸を起こした」
社長は体制を崩さず、そう言う
「過呼吸?」
「最近は全然なかったんだが、ここ最近ストレスを溜めがちだったんじゃないか?」
「ストレス?」
「お前が思い当たる事はないのか?」
二人のやりとりを社長の胸の中で聞く
顔を上げてしまうと樹さんに怒られたり幻滅されたりされそうなので、動かす勇気が湧かない
「当たらない」
「今までどこに行っていたんだ?」
「プライベートな事だから話す必要はない」
「明日美が聞いてもそう答えるのか?」
社長は私に変わって聞いてくれている
私が聞けないと思って
樹さんは冷たい声で「話す必要はない」って言った
私が社長の胸に抱かれているから気を悪くした?
それで怒っているの?
反対に樹さんがそうやっていたら、私はきっと怒るだろう。それだけは言い切れる
「匠さん、お願いだからそろそろ明日美を解放してやってくれませんか?」
「解放?」
「匠さんだって、自分の奥さんや彼女が他の男性の腕の中にいたら怒るでしょう?」
その言葉を聞いた社長はフッって鼻で笑う
私は樹さんの顔を見るのが怖くて顔を上げることができない
社長の胸から顔を上げたら、私はどんな顔をしたら良い?
自分に問いかける
「明日美」
と樹さんの声
「樹、お前は何をしていたんだ。明日美が過呼吸を起こした」
社長は体制を崩さず、そう言う
「過呼吸?」
「最近は全然なかったんだが、ここ最近ストレスを溜めがちだったんじゃないか?」
「ストレス?」
「お前が思い当たる事はないのか?」
二人のやりとりを社長の胸の中で聞く
顔を上げてしまうと樹さんに怒られたり幻滅されたりされそうなので、動かす勇気が湧かない
「当たらない」
「今までどこに行っていたんだ?」
「プライベートな事だから話す必要はない」
「明日美が聞いてもそう答えるのか?」
社長は私に変わって聞いてくれている
私が聞けないと思って
樹さんは冷たい声で「話す必要はない」って言った
私が社長の胸に抱かれているから気を悪くした?
それで怒っているの?
反対に樹さんがそうやっていたら、私はきっと怒るだろう。それだけは言い切れる
「匠さん、お願いだからそろそろ明日美を解放してやってくれませんか?」
「解放?」
「匠さんだって、自分の奥さんや彼女が他の男性の腕の中にいたら怒るでしょう?」
その言葉を聞いた社長はフッって鼻で笑う
私は樹さんの顔を見るのが怖くて顔を上げることができない
社長の胸から顔を上げたら、私はどんな顔をしたら良い?
自分に問いかける