breath
今日の樹はいつもと違う
仕草とか彼自身の持っている独特の空気感とか
違和感というかその空気に触れると緊張してしまう
さすが未来の社長候補
やはり庶民の私とは生きてきた世界が違うのかな
よく考えると樹との改まったディナーってて初めてなのかもしれない
「どうしたの?」
「えっ、いつもの樹とは違う人に見えて」
樹はクスッと笑い否定をしない
彼には余裕があるってこと?
「飲み物はワインで良い?」
「えっ、ええ」
夜景が見える大きな窓沿いにテーブルがセッティングされ、宝石のように散らばられている綺麗な夜景が、寒さのせいで空気が澄んでいるせいなのか?はっきり綺麗に目に映る
「綺麗・・・」
ありきたりの言葉だけどもうそれ以上何も言えなくなるくらいキラキラ輝いていた
ここに来たときは私服だった樹の恰好はスーツに
樹は紳士のように私に椅子を引いて座るように勧める
椅子に座った私は『ありがとう』って引きつらない程度の笑顔
フランス料理のコースなんて何度も食べたことはある
目の前にあるこのお料理は今まで私が食べていたものとは格段に違う
すごく豪華すぎて贅沢
樹がワインの栓を抜く
ポンって抜いたコルクをなぜか私にくれ
「コルクは幸せの数なんだってこれ。これからら何個になるかわからないけど、二人で貯めてみようか?」
私は首を縦に振る
「今日を僕たちの記念日にしよう」
「記念日?」
「そう」
「1度目のプロポーズは残念ながら無効状態になってしまったから。だから今日が2回目のプロポーズの日」
「明日美、僕の人生にずっと、ずっと傍でいてほしい。そしてずっと笑顔でいられるように守っていく。ずっと傍にいる。もうこれからは不安にさせたり悲しい思いはさせない。だから「僕と結婚してください。お願いします」
樹は私に頭を下げてプロポーズをした
私は突然のことで
こんな展開になるなんて想像もしていなかったので驚いてしまい言葉が出ない
樹はずっと頭を下げたまま
「こんな私でよければ、ずっとずっと・死ぬまで貴方の傍にいさせて下さい」
私も頭を下げる
「本当?」
「本当です。ずっと傍にいます。どんなに嫌われても、しつこいぐらいいますから覚悟しておいてください」
仕草とか彼自身の持っている独特の空気感とか
違和感というかその空気に触れると緊張してしまう
さすが未来の社長候補
やはり庶民の私とは生きてきた世界が違うのかな
よく考えると樹との改まったディナーってて初めてなのかもしれない
「どうしたの?」
「えっ、いつもの樹とは違う人に見えて」
樹はクスッと笑い否定をしない
彼には余裕があるってこと?
「飲み物はワインで良い?」
「えっ、ええ」
夜景が見える大きな窓沿いにテーブルがセッティングされ、宝石のように散らばられている綺麗な夜景が、寒さのせいで空気が澄んでいるせいなのか?はっきり綺麗に目に映る
「綺麗・・・」
ありきたりの言葉だけどもうそれ以上何も言えなくなるくらいキラキラ輝いていた
ここに来たときは私服だった樹の恰好はスーツに
樹は紳士のように私に椅子を引いて座るように勧める
椅子に座った私は『ありがとう』って引きつらない程度の笑顔
フランス料理のコースなんて何度も食べたことはある
目の前にあるこのお料理は今まで私が食べていたものとは格段に違う
すごく豪華すぎて贅沢
樹がワインの栓を抜く
ポンって抜いたコルクをなぜか私にくれ
「コルクは幸せの数なんだってこれ。これからら何個になるかわからないけど、二人で貯めてみようか?」
私は首を縦に振る
「今日を僕たちの記念日にしよう」
「記念日?」
「そう」
「1度目のプロポーズは残念ながら無効状態になってしまったから。だから今日が2回目のプロポーズの日」
「明日美、僕の人生にずっと、ずっと傍でいてほしい。そしてずっと笑顔でいられるように守っていく。ずっと傍にいる。もうこれからは不安にさせたり悲しい思いはさせない。だから「僕と結婚してください。お願いします」
樹は私に頭を下げてプロポーズをした
私は突然のことで
こんな展開になるなんて想像もしていなかったので驚いてしまい言葉が出ない
樹はずっと頭を下げたまま
「こんな私でよければ、ずっとずっと・死ぬまで貴方の傍にいさせて下さい」
私も頭を下げる
「本当?」
「本当です。ずっと傍にいます。どんなに嫌われても、しつこいぐらいいますから覚悟しておいてください」