Vanilla
今日の夕飯は変に気合が入って、五品も作ってしまった。
朝永さんに栄養のあるものを食べさせたいなって思ったら、メインの唐揚げ、ほうれん草のおひたし、だし巻き卵、カラフルなサラダにお味噌汁を作っていた。
「夕飯出来ました」
ラフな姿でソファーに座っていた朝永さんに声を掛けるとキッチンへと手を洗いに来た朝永さん。
目の前に来たその大きな背中に何故か飛びついてぎゅってしたくなる。
そして次に手を洗う姿も凝視してしまう私。
長くて大きな指が今日も私の指に触れていたなんて考えるだけでドキドキする。
朝永さんが好きだと気付いてから私の思考は暴走ばかり。
だがコップを取り出そうと食器棚にあるペアの食器達を見たら、急速に冷静になった。
このペアの食器達はどんな経緯で買われたのだろう。
好きな人と選んだのだろうか。
それとも女性を連れ込むことが多いから、何の気もなしに買ったのだろうか。
どんな理由があるにせよ、私の今の暴走を止めるには簡単な要素だった。
朝永さんに栄養のあるものを食べさせたいなって思ったら、メインの唐揚げ、ほうれん草のおひたし、だし巻き卵、カラフルなサラダにお味噌汁を作っていた。
「夕飯出来ました」
ラフな姿でソファーに座っていた朝永さんに声を掛けるとキッチンへと手を洗いに来た朝永さん。
目の前に来たその大きな背中に何故か飛びついてぎゅってしたくなる。
そして次に手を洗う姿も凝視してしまう私。
長くて大きな指が今日も私の指に触れていたなんて考えるだけでドキドキする。
朝永さんが好きだと気付いてから私の思考は暴走ばかり。
だがコップを取り出そうと食器棚にあるペアの食器達を見たら、急速に冷静になった。
このペアの食器達はどんな経緯で買われたのだろう。
好きな人と選んだのだろうか。
それとも女性を連れ込むことが多いから、何の気もなしに買ったのだろうか。
どんな理由があるにせよ、私の今の暴走を止めるには簡単な要素だった。