Vanilla
「日曜日はほんっとにごめん!悪酔いしたなんて言い訳にしかならないけど、本当にごめん!」
次の日の朝、会社のロッカールームで両手を合わせて必死に謝る穂香さん。
「つぐみ、私もごめんね!」
愛佳ちゃんも。
「気にしないで下さいよ、穂香さん。愛佳ちゃんもね。お酒は程々に嗜みましょう」
二人は反省しているし、責める気も無い私は笑顔で言った。
「「以後、気を付けます!」」
「つぐみ」
制服に着替えてロッカールームを出たら、壁に凭れていた朝永さんが居て。
こんな風に待ち伏せされていた朝は初めて。
すると何かあったのかと考える前に私に近付くと右手を握られて。
急速に加速する私の心臓。