once again
「蓮、言ってる事は分かるが、もう少し分かるように、ちゃんと説明しろ」
再度、如月社長が蓮さんに聞いた。
「今、話した通りです。涼香が、モデルのRURIの双子の妹であり、それが原因で今回写真誌に撮られた。それを逆手に取って、如月商事の企業モデルにRURIを起用する。RURIは結婚が決まっていてこれが最後の仕事になる。それを双子の妹である涼香と、そのモデルを務めるって言ってるんです。そして、俺は涼香との婚約を発表する、弁明でもない、本当の事を発表するんです」
蓮さんの言葉を聞いて、私も自分から出来る話をした。
「如月社長、私は如月商事がマイナスになる事は考えていません。蓮さんと一緒に進んでいく限り、如月商事の発展も考えています。騒がられるかもしれないけれど、それだけ注目度が高いと言う事になれば、如月商事としてもいい事だと思うんです」
如月社長は黙ったまま私の話を聞いていた。
「……しかし、だな…」
コンコン
如月社長が話しかけた、その時…
「取り込み中だとは思いますが、ちょっとよろしいですか?」
兄さんが、瑠璃を連れて社長室に入ってきた。
再度、如月社長が蓮さんに聞いた。
「今、話した通りです。涼香が、モデルのRURIの双子の妹であり、それが原因で今回写真誌に撮られた。それを逆手に取って、如月商事の企業モデルにRURIを起用する。RURIは結婚が決まっていてこれが最後の仕事になる。それを双子の妹である涼香と、そのモデルを務めるって言ってるんです。そして、俺は涼香との婚約を発表する、弁明でもない、本当の事を発表するんです」
蓮さんの言葉を聞いて、私も自分から出来る話をした。
「如月社長、私は如月商事がマイナスになる事は考えていません。蓮さんと一緒に進んでいく限り、如月商事の発展も考えています。騒がられるかもしれないけれど、それだけ注目度が高いと言う事になれば、如月商事としてもいい事だと思うんです」
如月社長は黙ったまま私の話を聞いていた。
「……しかし、だな…」
コンコン
如月社長が話しかけた、その時…
「取り込み中だとは思いますが、ちょっとよろしいですか?」
兄さんが、瑠璃を連れて社長室に入ってきた。