恋・愛至上命令。
道路も流れ出し、あと15分もすればマンションに着きそうって時だった。わたしのスマホの着信音がバッグの中で鳴り響いた。誰だろ?
取り出して画面に目を落とす。『アキラさん』の表示。息を呑んで。・・・でも迷わずタップして応答した。
「もしもし?」
『セリちゃん? 久しぶりだね、元気だった?』
「んー、そこそこです。近いうち、わたしも電話しようかなって思ってました」
『そう? 嬉しいね』
聴こえてきた涼やかな声に。自然と笑みをほころばせながら会話する。隣りで凪がきっと耳をそば立ててるのも分かって。
向こう側からアキラさんが柔らかい声で続けた。
『じゃあ、これからどうかな。メテオに居るから』
取り出して画面に目を落とす。『アキラさん』の表示。息を呑んで。・・・でも迷わずタップして応答した。
「もしもし?」
『セリちゃん? 久しぶりだね、元気だった?』
「んー、そこそこです。近いうち、わたしも電話しようかなって思ってました」
『そう? 嬉しいね』
聴こえてきた涼やかな声に。自然と笑みをほころばせながら会話する。隣りで凪がきっと耳をそば立ててるのも分かって。
向こう側からアキラさんが柔らかい声で続けた。
『じゃあ、これからどうかな。メテオに居るから』