今日も今日とて、告りますのでご覚悟を。


休みも仕事のうちだと諭されると、もう何も言い返せない。

結局そのまま早退することになった私は、いよいよ本格化してきた風邪の症状に耐えながら家路についた。とにかく寝たい。温かいものを飲む気力もない。

服を着替えることさえ億劫だったので、そのままベッドに入り目を瞑る。

けれど、訪れるのは睡魔ではなく、やるべきことができなかった後悔と、自己管理も満足にできない自分に対する苛立ちで心が少しも落ち着かない。

私の馬鹿……ほんとうに……。





「――――ん」


いつの間にか眠っていたようで、気が付くと夜になっていた。

のっそり体を起こしてみると、頭が軽くなっている。寒気や喉の痛みはあるものの、少し寝れば回復できる丈夫な自分の体に感謝しながら、ベッド脇に置いた鞄の中からタブレットを取り出す。

その時、同時に手に取ったスマホが振動していることに気が付いた。


「はい、高木です」

『どうだ、具合は』

「少し寝たので良くなりました」


電話の向こうで、ふっと息を吐く音がする。

煙草を吸う水瀬さんの横顔が思い出され、涙が出そうになった。


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