今日も今日とて、告りますのでご覚悟を。
カッチーン、私、今、カッチーンときました。
だけど、痛いところを突かれて言い返せないのも正直なところ。
悔しくて下唇を嚙んでいると、
『ふざけるな!』
突然の怒号がフロアに響き、驚いて視線を向けると。
水瀬さんが仁王立ちで江夏さんを睨んでいた。
『仕事を投げ出すやつに、人を侮辱する権利なんかない。お前のやったことは最低だが、その態度はもっと最低だな。高木に謝れ』
シーンと静まる。
淡々と話しているけど、彼の言い分には説得力があってフロアにいた全員が凍り付きながらも頷いている。
だけど、江夏さんは貝のように丸くなってしまった。
『謝れって言ってるだろ! その態度を改めない限り、お前はうちの部署に要らない』
そうだよ、一言、悪かったって言ってくれたら、私だって怒ったりしないのに。
ん? 待って、うちの部署? 要らない? そんなのを決めるのは部長か、課長なのでは。頭の中がハテナマークでいっぱいになっていると、
『あ~水瀬くん、今日付けだったかな?』
コンビニでも行っていたのか買い物袋を下げた部長が、水瀬さんに声を掛けた。