マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様



それから、バス停に到着した私達はすぐに来たバスに乗り込み、二人掛けの座席に座る。

バスの座席、隣に座るとだいぶ距離が近くなって再び緊張してしまった。

くっつきそうな程の距離…やだ。何か良い匂いする。あの時の練習着の汗臭さとは全然違う。

香水みたいな甘くて良い香りというか…ホントやだ。良い匂いにまでドキドキするとか。

欲求不満のいやらしい女みたい…。



そんな私のドキドキする気持ちなんか知らずに、蓑島くんはいつもの調子で普通に話し掛けてくる。



「太った太ったって、どんぐらい太ってたの」

「う…7キロ」

「ほぉー。それは結構イッたな。ダイエットしたの?」

「それまでリハビリは乗り気じゃなかったんだけど、一生懸命行くようになった。パンも朝に食パン一枚だけにして、おやつ禁止にしたの。ちょっとずつ減って…高校で部活始めてからようやく戻ったんだ」

「それはそれは、頑張ったんだねー。よしよし」

「頭!撫でなくても!…もう!」

「まあ俺としては、そのおっぱいに出会えたことが奇跡なので、太ってようが痩せてようが…」

「あっ!…バスの中で!…もう!」





…と、そんなこんな、バスの中で話をしていると、あっという間に目的地に到着。


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