マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
終点で到着したバスから降りる。
そこは久々なのか始めてなのか一瞬わからなくなった。
わぁ…。
3つ4つぐらいのビルが繋がって一際大きくなった建物が目の前に。
目印の大きい時計をど真ん中に。
私的には洗練された光景で…。
…と、いうのは、クラブチームでやってたこの三年間。
ここが、遠征の集合場所になっていて。
札幌駅に来たのって、遠征出発の早朝と、遠征帰りの夜中にしか来たことない。お店のやってる時間に来たことない。
クラスの女子たちのように、遊びを目的としてこの場にやってきたことなんて、一度も…ない。
だから、こうして遊びのためにここに来るって、新鮮…!
蓑島くんの後ろを歩きながら、建物の中に入る。
すると、そこは大人の雰囲気を醸し出したオシャレなショップがいっぱい並んでいて。
「わぁー。何かすごいすごい!」
思わず、はしゃいじゃった。
「…何か、地方から出て来たかっぺの反応だな。札駅来たことないの?」
「あ、あるよ!でも、買い物に来たのは小学生の時以来。お母さんと一緒に」