マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
「マジでございー!うぇーい!」
慌てふためく伊野くんと越後谷くんに対して、ここ一番のドヤ顔を見せる蓑島くん。
なぜか堂々とカミングアウトする蓑島くんに、二人ともポカーンだ。
ちょっと…ちょっとちょっと!蓑島くん!
カミングアウト、やたらとドヤっていて自慢気ですが!
私が彼女だなんて、全っ然自慢にならないから!
ひどく物好きだな?って思ってるって!
うぇーい!って何!
「…で、メシ食ったの?これからどこ行くの」
「メシ終わり。これからホテル」
「うぉぉっ!…じゃ、すすきの?」
「うわー。蓑島すげー」
ホテル?買い物でしょうが。
ガセネタを吹き込むんじゃない!
…と、ここで少し冷静になる。
あれ。伊野くんと越後谷くん。
この二人、確か今日…。
少し前である、昨晩の記憶が甦る。
《明日、瞳真くんや伊野くん、東くんと越後谷くんと出掛けるんだけど、星月も来ない?》
あっ…まさか!
ひょっとして…!
(や、やばい…)
…と、思った時には、もう遅い。
「…星月?」
蓑島くんと話している二人の背後には、いつの間にか…美優がいる。
隣には…瞳真も、いる。