マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様


「マジでございー!うぇーい!」


慌てふためく伊野くんと越後谷くんに対して、ここ一番のドヤ顔を見せる蓑島くん。

なぜか堂々とカミングアウトする蓑島くんに、二人ともポカーンだ。



ちょっと…ちょっとちょっと!蓑島くん!

カミングアウト、やたらとドヤっていて自慢気ですが!

私が彼女だなんて、全っ然自慢にならないから!

ひどく物好きだな?って思ってるって!

うぇーい!って何!



「…で、メシ食ったの?これからどこ行くの」

「メシ終わり。これからホテル」

「うぉぉっ!…じゃ、すすきの?」

「うわー。蓑島すげー」

ホテル?買い物でしょうが。

ガセネタを吹き込むんじゃない!



…と、ここで少し冷静になる。



あれ。伊野くんと越後谷くん。

この二人、確か今日…。



少し前である、昨晩の記憶が甦る。




《明日、瞳真くんや伊野くん、東くんと越後谷くんと出掛けるんだけど、星月も来ない?》





あっ…まさか!

ひょっとして…!



(や、やばい…)



…と、思った時には、もう遅い。



「…星月?」



蓑島くんと話している二人の背後には、いつの間にか…美優がいる。


隣には…瞳真も、いる。



< 217 / 800 >

この作品をシェア

pagetop