マイラヴレディ~俺の愛しいお姫様
「ぶふふふ。俺は挨拶のつもりだったんですけどな?名前を呼ばれただけで怒る王子様。不機嫌ですなー?不機嫌王子様」
蓑島くんが口を開く度に、瞳真の表情は険しくなる。しまいには睨み付けていた。
「王子様王子様うるせぇんだよ。バカにしやがって」
「バカにしてない。褒めてるむしろ。俺優勝でおまえ三位だけどね?ははっ」
「…あぁ?やっぱりバカにしてんだろ!」
そこへ「まあまあ」と伊野くんが間に入り、今にも噛み付きそうな瞳真を宥めている。
「まあまあ。すぐに怒らない怒らない。蓑島も瞳真が大好きだってわかったわかった。だからケンカはやめやめ」
「そう!俺、大好きなのー!水口ラブやで?ラブラブ」
ラブ注入!と、手でハートを作って一人ではしゃいでいる…。
古い…。
「…るっせぇな!さっさとどっか行け!」
「わかったわかった!じゃあ、水口がどっか行けと言うので!ホテル行ってくるわ!」
…また、それを言う!
みんなの前で!
と、思ったら今度は肩を抱かれて、ぐっと引き寄せられる。
私の体が蓑島くんの腕の中にすっぽり収まってしまった。
ちょっと…!