先生。


先生に怒る資格なんてないし、私に怒られる資格もない。



確かにメイクしてるのは事実だけど、それなら隣の子にも言うべきだし。


無視をしても良かったけど、ここで逃げたらなんだか違う気がして、指導室へ向かった。



………なんて、やっぱり先生に会いたい口実だったのかな。



放課後、指導室についてノックをして部屋に入ると、中には先生1人だけだった。





「失礼します」


「どーしたの、急に色気づいちゃってさ。金持ちの家に行くと気分も変わんの?」


「反省文書けばいいですか?紙もらえれば書いてきます」


「俺まだ許してないよ。他の男のとこに行くの」


「何の話ですか?」





呆れるよ。


本当、どこまでも自分勝手で。

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