先生。


「自分が弱ってる時には、甘えてるように見せかけて誤魔化したり、思い通りに行かなくなったら脅迫みたいなことするんですか?」





先生をけなすって、プライドの高い先生に嫌われるには1番の方法だと思う。





「私、父親いないから大人の人に憧れてたんです。たまたま先生と一緒に暮らすようになって、感覚が麻痺していったんですかね」





あははって笑って、笑いたくないのに笑って、甲高い声を出して話を続ける。


先生の視線が痛いくらい刺さるのを、全部無視して。





「だけど司と暮らしてて、司は私を大事にしてくれてるって、たった1日でわかった」





これは本音。


司といると楽しいのは事実だし、楽なのも事実。


ずっといたいっていうのも…事実。

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