先生。
そう声を出して、グタッと横になっている先生に駆け寄る。
久しぶりに近くで見た先生は、すごくやつれていて。
今は眠っているのか、目は閉じたまま。
ソッとしておこうと、ブランケットをかけ直した手が、無意識に先生の頬をつたう。
…忘れられるはずがなかった。
そうここに来て改めて実感させられる。
こんなにも先生が好きなのに。
なのに…
「ごめんね………」
そう言った時、髪を撫でた手が思わぬ力で掴まれた。
「何しに来たんだよ…」
ゆっくり目を開けて冷たく言う先生の鋭い視線が、心まで突き刺すようだった。
‘‘ いい加減素直になればいいんじゃねーの ’’
さっき司に言われた言葉が、頭に浮かぶ。
そうだ。
素直になればいいだけ。