先生。
また傷つけられてもいい。
私が、先生を信じればいいんだ。
「あのね、先生。私っ…」
「先生のこと好き」って、ただそれだけ言おうとしたのに。
先生の目を見ると、ここに来て本当に正解なのかなと思ってしまう。
心臓が激しく鼓動を刻んで、喉は干上がっているような感覚に襲われた。
「……なんだよ」
そう冷たくいい払う先生に、また心が揺れる。
やっぱり間違い…だったのかな。
どうしていいかわからなくなった時、グッと腕を引かれてすぐ近くに先生の顔が迫ってきた。
酔っているのか、虚ろな目をして私をジッと見る。
それでも、ちゃんと私だけを見てくれてる。
「……会いたかった」
先生はそれだけ言うと、その言葉の意味を示すように、ギュッと抱きしめる腕の力は強まっていく。