先生。
私だって、ずっと…ずっとずっと会いたかったよ。
大好きな先生の、大嫌いな匂いを吸い込んだら、体が喜んでるんだもん。
…おかしいでしょ?
「先生っ…」
私の髪を撫でる手が、温度が、なにもかもが愛おしい。
「俺には…やっぱり無理…」
「なにが…「教師と生徒なんて無理だよ」」
いつも余裕ばかりの先生が、弱々しくそう言う。
「会ったらこうやって抱きしめたくなる。俺のものにして、俺しか見えないようにしたくなる」
甘い声で、そんな甘い言葉。
私には十分すぎる深い言葉。
「…もう、とっくに先生のものだよ………」
離れた私が、バカだった。
お互いをまた苦しめて、悲しくさせた。
「傷つけてごめん。いっぱい泣かせてごめんな…だけど、俺のことだけ好きでいてよ」