先生。
あの裏切り者…
まるで私が独り言を、言ってたみたいになったじゃん。
放課後。
今は、そのせいで呼ばれた指導室に向かっている。
先生のあの笑顔は何度思い出してもゾッとする。
目が笑ってないんだよなあ、目が。
「失礼しまーす…」
「いらっしゃい」
「あ、あはははは…」
開ければ先生が、私を見てニコッと笑う。
怖いよ…
「あのねっ、本当は最初に私が注意したんだよ」
「うん、知ってる」
「え?」
「本当に怒るために呼んだわけないじゃん」
「じゃあなんで?」
言い訳をするために、涙目になって上目遣いで先生に近寄ったけど、私を怒るのが目的じゃないらしい。
「生徒を指導する為の部屋でイチャイチャしたらどんな気分かなって」
「あ、あはははは……失礼しましたー…」
「逃がさないよ?」