先生。


「もっと自信持てよ。俺が好きなんだからそれでいいの」


「私も…せんせ、大好き……」


「だったら逃げんじゃねぇよ、ばか」





私が泣き止むまで、ずっと抱きしめていてくれた先生。


本当はすぐ泣き止めたけど、先生の匂いが安心するから、嘘泣きも混ぜちゃったりした。




そしてしばらくしたら、体が離れて。


お礼を言おうとしたら…





「んで?なんで追いかけっこしてたわけ?」


「え」





やばい…なんて説明したらいいの…


ホテルに誘われたんでついて行きましたって?


……そんなの言えない。





「えっと…」


「うん」


「あれは、なんか、急に、追ってきて…」


「へえ?」


「それで、なんか、走りました…」


「それから?」





圧がすごい。

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