先生。


司が私の隣に来て、そう言った。





「時計見て」


「えー」





そう言われてスマホの画面を開くと、2時の文字。


先生と約束した時間はとっくに過ぎていた。





「津山と約束したんだろ」


「いいの。先生は他の子にも優しいもん」





酔っていても、しっかり頭に残るのは今日のミラちゃん。


ん?昨日か。





「帰ったら怒られるぞ」


「いいもーん。私も怒ってるし」





司は私を無理矢理立たせて、みんなには先に帰ると伝えてくれた。



フラフラして前がしっかり見えない私を、背負ってくれる司。


そんな大きな背中にほっぺをつけると、いつのまにか眠りに落ちていた。


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