先生。


「そんな顔してどこが大丈夫なんだよ」


「もう、ほっといてよ」


「…できねえ」





私はずっと独りで生きてきた。



これから先も、ずっと独りで生きればいい。


慣れてた環境に戻ればいい。



そう思っていたのに、どうしてこんなこと言うかな…


…初めて話すくせに。





「だってお前、1人にしたら…なんつーか……消えそう」





…消えそう、か。



本当に消えちゃえばいいのにね。


あの子じゃなくて…私が…





「喧嘩でもした?」


「違う…」


「どうしたんだよ」


「前の学校はあんまり行けなかったって言ってたのに…私のせいでまた来れなくなったら…どうしよう…」





自分でやっておいて、今さら後悔が私を襲う。


ミラちゃん、学校に来るの楽しみにしてたのに…私のせいで。

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