先生。
人の楽しみまで奪うなんて、また落ちるとこまで落ちてしまった。
「何したんだよ」
「最低なこと…」
そう言うと、ポンっと優しく頭の上に手のひらが乗った。
「悩んでても仕方なくね?素直に謝るしかねえだろ」
「でも…」
「もし、それでも許してもらえなかったら何度だって謝れよ。お前の気が済むまで」
顔を上げて、彼を見ると不思議と勇気をもらえた気がした。
「…名前なんていうの?」
「玲太。川崎 玲太(カワサキ レイタ)」
「私3年2組。夏目潤」
「夏目…」
「ありがとう。私、謝ってくるね」
「おう」