先生。


「家では俺が極力顔を合わせないようにするから。潤は普通にしてていいからね」





そんなの…


そんなの嫌だよ先生…






それから、先生は別に私を避けるっていうわけでも無く、ただなんとなく距離がある。


そんな感じ。



家でもほぼ会わなくなったし、何か接するときは担任の仮面を被っていた。


もう完全に、教師と生徒みたい…



何かやりたいことを見つけようと、大学に行こうかとか色々焦っていた。


何かしないと始まらないってわかってるけど、その何かがわからない。



趣味も特技も好きなことも、何1つないな…


こんなつまらない人間なのか私って。



頭の中がぐちゃぐちゃになって、いつしか私の逃げ場は空き教室になっていた。





「ああー…もう考えるのやめたい…」

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