先生。


「やめれば?」


「できたら苦労してないからね。玲太も一緒に考えてよ」


「むり」





だよね。


将来を決められてる玲太からしたら、私なんて可愛いもんだもん。





「だいたい将来の夢が決まるまで距離置こうってどんな彼氏だよ。センコーみてえ」





なんてケラケラ笑うけど、全然笑えないからね。


正解なんだよ。


センコーだもん。





「…はあ。考えれば考えるほど思いつかない気がする…もう疲れた…」


「んじゃあ、息抜きしねえ?」


「息抜き?」


「遊びにいこーぜ」


「でも…」


「じっと考えてても出てこねーもんは出てこねーよ。それに遊んでる途中に将来の夢が見つかるかもしんねーよ」





玲太なりに、私の事を気にかけてくれているのがわかって嬉しくなった。





「よーし!そうなったら遊ぶぞ!」

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