先生。
「なに突っ立てんだよ。俺に座らせて欲しいの?」
そう言って肩を組んで、顔を覗き込む司。
「ち、違うっ…!」
私の困ってる顔を見て、妖艶に微笑んだ司の男の部分を見て、心臓が鼓動を早めた。
「ピュアなとこは直んねーのな?」
「そんなんじゃない!」
「なら早く座れ」
そう言って司は、キッチンの方へ行き冷蔵庫を開けた。
「オレンジジュースしかねーけど飲む?」
「い、いらない」
「ふっ、お前でも遠慮とか出来んだな」
なんて可笑しそうに笑って、私にオレンジジュースのペットボトルを投げた。
「危ないし。バカにしてるでしょ」
「いや?気持ち悪いと思っただけ」
「うるさいな」
こうやって普通に会話できてるのも、司のおかげ。
今だけは何も考えずにいたい。