先生。
「なにが言いたいの?そういうのダルい」
「怖いなあ。ただ仲良しだねって言いたかっただけなのに」
ニコニコした顔には、何が隠されてるんだか。
キャピキャピうるさい女の子は、ホームルーム開始のチャイムが鳴るのも同時に、席へ戻っていった。
「あいつ絶対俺のこと好きじゃん」
「だね。お似合い」
「性格悪そう」
「あははっ、私も思った」
司くん、やっぱり気が合うね。
性格悪い女の話をしている私たちが、1番性格悪いのかもしれない。
司と思っていることがほぼ同じで、思わずハイタッチをした時、扉が開いて譲先生が入ってきた。
ホームルームが始まって、色々連絡した後、最後に言われた言葉。
「来週のオリエンテーリングの班、適当に決めとけよ」
先生はそう言って、教室を後にした。